1. HOME
  2. ブログ
  3. 社長ブログ
  4. 「新型コロナウイルス感染者数マップ」公開から2ヶ月を迎えて御礼とお知らせ

CEO'S BLOG

社長ブログ

社長ブログ

「新型コロナウイルス感染者数マップ」公開から2ヶ月を迎えて御礼とお知らせ

ご挨拶と御礼

まず、新型コロナウイルスの国内感染拡大に伴い、感染症と今も闘っている罹患者の方やそのご家族ご友人の皆様、通常の生活に支障を来たしている方、外出できずに不自由をされている方、そして残念ながらお亡くなりになられた方とそのご遺族の方にお見舞いを申し上げます。またこのような状況においても業務に当たっている医療従事者の方、各種インフラサービス従事者の方、公共サービス従事者ならびに公務員の方に感謝を申し上げます。

「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」を2月16日に一般公開してから、2ヶ月が経ちました。改めて、本マップの公開に際しご関心をお寄せ頂き、またご理解を頂いた全ての方にも心から感謝を申し上げます。

公開初日(2020年2月16日)の画面キャプチャ
公開2ヶ月(2020年4月16日)の画面キャプチャ
「マップ」に関するデータの公表

公開から2ヶ月ということで、現時点で公表できる「マップ」に関するデータの一部を公表させて頂くことにしました。多くの方にご関心を頂いておりますが、ご参考までにいくつかの指標を記載させて頂きます。

  • ユニークユーザー 2,529,948UU
  • ページビュー 25,833,368 PV
  • アクセス元の国・地域 202ヶ国・地域(以上、GAのデータ)
  • プッシュ通知承諾者 52,896 名(デバイス)
  • ツイート回数 7,241件3/4〜
  • Facebookシェア回数 18,216回(2/29〜)

(ちなみに、米国ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センターが公開しているダッシュボードのアクセス数を確認したところ、1月からの3ヶ月間で約11.5億ページビューでした)

活用事例

活用事例の詳細は、当社ページにてご紹介をさせていただいております。

 これまでデータを使った様々な分析を、様々な大学の研究室で行っていただいているほか、民間の方によるアウトプットの元データとしてのご活用を頂いております。BIツールなどを販売されている民間会社のデモデータとしてご活用いただいたり、APIを使った連携としてツイッターのBot制作やAIによるチャットボットなどに活用いただくなどの事例もご連絡頂いております。また、複数の外国語話者の方から翻訳のご依頼やお申し出をいただいており、現在同時並行的に外国語による公開準備も進めております。これまでテレビ、新聞、雑誌の取材もしていただきました。私たちが当初想定していなかった活用が広がりを見せていることに率直に驚いていますと同時に、心から感謝を申し上げます。

また謝辞に際し、特に触れておきたいのは、当社と同様に日本国内でのCOVID-19の状況を視覚化する取り組みをされている東洋経済オンライン編集部の荻原 和樹 様、九州大学学生の い どんよん 様です。このような状況であるため、主にSNS上での交流とはいえ多くの意見を交換させていただき、多くの知見を得ることができました。本当に感謝しております。お二方のアウトプット「新型コロナウイルス 国内感染の状況 – 東洋経済オンライン」「新型コロナウイルスの事例マップ – coromap.info」をご存じない方は、私たちが公開しているダッシュボードとは異なる新しい発見があると思いますから、是非ご覧頂ければと思います。

お知らせとお願い

 ジャッグジャパン株式会社では、今後も「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」の公開を継続する予定です。公開から2ヶ月が経過し、様々なアウトプットや分析、データ化や可視化の取り組みが広がりつつある中で、当社公開データの役割も変わりつつあると認識しています。

 今後は速報性を重視せずに、データのメンテナンスに重点をおきたいと考えております。都道府県や基礎自治体の公表する情報を中心にデータを収集する方針とすることと、情報源としてのソースの明記をポリシーとすることから、報道機関のような「一分一秒を争う」データ更新は行わない方向です。但し、これまで同様厚生労働省の発表(1日1回)よりも高頻度で更新する予定であることは変わりません。

 今回の取り組みについては、ESRIジャパン株式会社さんでお話をさせていただくことになりました。4月22日のウェビナー(Web Seminar)で、今回の取り組みについて主に企業の方を対象にお話しさせて頂く予定です。事前申込制ですが無料ですので、こちらから予約いただき、自宅勤務の方もぜひ垂れ流して聞いてもらえれば幸いです。

 最後に、ご寄付についてです。2月29日に自社ドメイン下の運用に変更した際から、Paypal経由での御寄付を募らせて頂きました。とある方からの御寄付のお申し出をきっかけにご寄付のフォームを作らせて頂きましたところ、本日までに80名を超える方からの暖かいご寄付を賜りました。一人一人には個別にご連絡をさせて頂き、ご承諾をいただけた方のイニシャルについては当社ページにも掲載させて頂いておりますが、改めてこの場をお借りして御礼を申し上げます。

 当社は、本サービスの継続のために尽力をしておりますが、ここ1ヶ月は症例の急激な増加や(主に厚生労働省による)報道発表の仕様変更などにより、当社役社員の作業も深夜1〜2時までかかるなど、大きく増加しております。お問い合わせに迅速にお応えできなかったり、ご要望に応じるまでに時間を頂いたりなど、少しずつ負担が目に見える形となってしまい、一部の方にはご迷惑をおかけしているところもあります。今後、この状況が長く続くことを見越したデータ更新体制の再構築などを考えなければならない状況にあると考えていますが、本来の業務遂行も同時に進めなければならず、苦しいところであります。本マップのサービス継続のために、もしご共感をいただき、お力添えいただける方がいらっしゃいましたら、こちらのご寄付のページからご寄付をいただければ幸甚に存じます。
※なお、「ウィキペディア」みたいなことを言いますが、社会道徳的な観点から、広告掲載は一切考えていませんし、「ウィキペディア」のように、寄付のお願いをしつこく表示するつもりもありません。

 私たちの目標は、このマップの更新作業を終える日を、一日も早く迎えることです。当社の取り組みが、閲覧・利用いただいている一人一人の気づきになり、関心になり、皆様の安心と安全のための行動判断にお役立て頂けることを切に願っています。また、この長文にお付き合いいただきました皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事